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AGAの進行度合いで治療法は変わるの?
「最近抜け毛が増えたけど、これってAGA?」「まだ初期なら市販の育毛剤でも大丈夫?」そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
AGA(男性型脱毛症)は、進行するスピードや脱毛の範囲に個人差があります。そのため、進行度に応じた対策をとることがとても大切です。
この記事では、AGAの進行度合いによる治療法の違いや、サロンでの対応内容についてわかりやすくご紹介します。
AGAの進行段階を知る「ノーウッド分類」とは?
AGAの進行度を判断する指標として広く使われているのが、「ノーウッド分類(Norwood分類)」です。主に以下のような7段階に分けられています。
- Ⅰ型: ほとんど目立った脱毛はなく、額の生え際に若干の後退が見られる程度
- Ⅱ型: 生え際の後退がやや進み、M字に近づいてくる段階
- Ⅲ型: 明確なM字型の後退が確認できる初期のAGA
- Ⅳ型: 頭頂部の薄毛も進行し始め、生え際との境があいまいに
- Ⅴ型: 生え際と頭頂部の薄毛がつながり始める中期
- Ⅵ型: 頭頂部・前頭部の広範囲に薄毛が見られる段階
- Ⅶ型: 側頭部と後頭部を除くほぼ全域が薄くなる進行末期
自分がどの段階にあるかを知ることで、より効果的な対策を選ぶことができます。
進行度別|主な治療・ケア方法
ここでは、AGAの進行段階ごとに適した主な治療・ケア方法を紹介します。
Ⅰ〜Ⅱ型:予防・頭皮環境の改善が中心
- 生活習慣の見直し(睡眠・食事・ストレスケア)
- 頭皮マッサージや血行促進ケア
- 育毛成分入りのシャンプー・スカルプローション
この段階では、まだ発毛サイクルが大きく乱れていないことが多いため、予防的なケアが効果的です。発毛サロンでは、頭皮診断やアドバイスが中心になります。
Ⅲ〜Ⅳ型:本格的な対策を開始する段階
- スカルプ施術(頭皮クレンジングや育毛導入)
- 医薬品との併用(フィナステリドやミノキシジルなど)
- 栄養指導やストレスマネジメント
すでにM字や頭頂部に明確な薄毛が現れているため、発毛の促進と抜け毛の抑制を同時に進める必要があります。サロンでは継続的な施術提案やホームケア指導も行われます。
Ⅴ型以降:維持と残存毛の活性化が中心
- 集中的な施術(LED照射・マイクロニードルなど)
- 育毛内服薬・外用薬の併用
- 自毛植毛やメディカル連携の提案も検討される
薄毛が広範囲に進行している場合は、残っている毛の活性化を目的としたケアが中心です。状況によっては医療機関との連携や植毛も視野に入れたアドバイスがなされることもあります。
進行度は自分で判断できる?
鏡を見て「ちょっと薄くなってきたかも」と思っても、進行度を正確に自己判断するのは難しい場合があります。
たとえば、頭皮の硬さや皮脂の状態、毛穴の詰まりなどは目視では分かりにくく、プロの診断が必要です。発毛サロンでは、専用スコープや画像解析を使って、より客観的に進行度を把握できます。
サロンで行われるチェックとアドバイス
発毛サロンの初回診断では、以下のようなステップが行われます。
- 問診票をもとに生活習慣や抜け毛の傾向をヒアリング
- スコープによる頭皮・毛髪のチェック
- 進行度に応じたアドバイスや施術提案
無理な勧誘は行わないサロンがほとんどなので、不安な点や希望は遠慮なく伝えて大丈夫です。
よくある質問
Q. AGAの進行は自然に止まることもありますか?
A. 基本的にAGAは進行性の脱毛症です。放置すると徐々に進行するため、早めの対策が効果的です。
Q. 進行が進んでからでは遅いですか?
A. 進行後もケア次第で改善の可能性はあります。ただし、毛根が完全に消失した箇所では再生が難しくなるため、早期ケアが理想的です。
Q. 自分で判断するのが不安です…
A. そのような方こそ、まずは無料カウンセリングを活用するのがおすすめです。状態を知るだけでも前向きな一歩になります。
まとめ|進行度に合わせた対策が、未来の髪を守る
AGAの治療やケアは、進行度に応じて大きく異なります。早期の段階では頭皮環境を整えることが中心ですが、進行が進めばより本格的なアプローチが必要になります。
「自分に合った対策を、今のうちに見つける」ことが、これからの髪を守る鍵です。
まずは専門スタッフのカウンセリングを受け、自分の頭皮や毛髪の状態をしっかり把握してみてください。