周りの方から、
「毛深いから将来薄毛になるんじゃない!?」
こういったことを言われた経験がある方いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、「毛深いとハゲる」何を根拠にそのように言われているのか解説していきます。
毛深いってどこから?
そもそも、毛深いというのがどこから毛深いのか? 分からない方もいらっしゃると思います。
簡単な目安をお伝えします。
例1 手の甲や足の甲に太い毛が生えている
あまり体毛が生えていない部分に、体毛が生えているかどうかは毛深さを判断する簡単な基準になります。 手の甲や足の甲から太く長い毛が生えている人は、毛深い人の判断になります。
例2 髭を1日放置していたら、人相が変わったように見える。
1日髭を剃らずに放置した時に、顔の印象が変わるほど髭が伸びる人は毛深いといえます。 また、髭剃りをした直後でも青みがあったり、する場合も毛が濃いタイプでしょう。
ただし、自分が毛深いからといって落ち込む必要はありません。
結論として、毛深いからハゲる訳ではありません。 毛深くなる原因が影響することで、ハゲやすくなる可能性があるということです。
毛深くなる原因
体毛が濃くなるメカニズムとしては、男性ホルモンの影響と言われています。
思春期の12歳から18歳くらいの時期に急にすね毛や腕の毛が濃くなった経験あるのでないでしょうか。
男性ホルモンがある酵素によって、より強い男性ホルモンに変わることによって毛が濃くなると言われています。
- 男性ホルモン(テストステロン)
- 酵素→5αリダクターゼ
上記の男性ホルモンと酵素が結合すると、
- ジヒドロテストロン(DHT)
に変換されます。 この生成されたジヒドロテストロンが、毛乳頭細胞に働きをかけて、毛の成長を促進するシグナルを分泌させてしまいます。
その為、体毛が濃くなってくると言われています。
毛深いとなぜハゲるのか?
上記で体毛が濃くなる原因を説明させて頂きました。
その中で、AGA(男性型脱毛症)、薄毛について調べている方で、ジヒドロテストロン(DHT)が毛の量を増やすの?と疑問に思う方も少なくないかと思います。
実はDHTというのは、体毛と頭皮での働き方が異なります。
薄毛が進行するメカニズムとしては、ジヒドロテストロン(DHT)が、頭皮の毛根の場合は、成長抑制因子が分泌されてしまいます。
その結果、髪の毛は成長しなくてよいと認識してしまい、髪の毛が抜け毛落ちてしまうといった事が起こってきます。
まとめ
体毛では、男性ホルモンが増えると、 IGF-1と言われる成長因子が分泌されて毛が濃くなります。
逆に頭皮では、TGF-βという成長抑制因子が分泌されてしまって、髪の毛として薄毛、ハゲてくるといったことが起きてきます。
もし、今ご自身で薄毛に悩まれている方は、お近くの発毛サロンやクリニックにてご相談してみることをおすすめします!